昆虫食業界での騒動を受け 〜地球少年の僕の想い〜
まずは、貴重な指摘を頂き感謝しています。
全ての指摘を真摯に受け止め改善に努めます。
僕は昆虫食伝道師として活動してましたが、
まだまだ未熟でした。余りに未熟すぎました。
的確な指摘を頂いた食用昆虫科学研究会様、
取材頂いたイケダハヤト様に非はありません。
以下に僕の想いと今後の方向性を記します。
長文となりますが読んで頂けますと幸いです。
初めに、今回の騒動の説明をさせて頂きます。
①ブロガーのイケダハヤト氏に取材して頂き、
その記事が掲載されました。http://bit.ly/1uWZf7p
②昆虫食を紹介した記事内での僕の発言には、
不適切な発言や引用の省略等が多々ありました。
③インタビュー内の僕の誤った発言や行動に、
食用昆虫科学研究会様から抗議が表されました。
④そして、③の僕に対する抗議表明を受けて、
多くの方から僕の活動への意見を頂戴しました。
簡単に説明すると、上記のような一連の騒動。
今回の件を受けての反省点→今後の方向性
という順番に、説明させて頂きたく思います。
《僕自身の行動の反省点について》
僕には大人としての責任感が欠如してました。
その結果、下記の二点の過ちを犯しました。
・発言の出典元や情報等を正確に示さなかった
・誤解を招く行動や適切でない発言を多数した
共にあるべき行動ではなかった、と思います。
日本における昆虫食の研究の大先輩である、
食用昆虫科学研究会様には迷惑をかけました。
食用昆虫科学研究会(http://e-ism.jimdo.com)、
院生、NGO職員ら14名による、自主団体です。
研究会が長年かけて積み上げて来た成果を、
恰も僕の主張かの様に混同した罪は重いです。
そして、虫食を普及する立場にも関わらず、
普及に反する行動をとったのも不適切な限り。
趣味と普及の活動は適切に分けるべきでした。
現時点では虫食が趣味のただの学生であり、
「一研究者」とは間違っても言えない僕です。
にも関わらず「専門家」のように振る舞い、
誤解を招いてしまった事を猛省しております。
そして僕の誤った行動や発言を見過ごさず、
指摘下さった方には感謝してもしきれません。
感謝しています。一つ一つ改善していきます。
《僕の今後の活動の方向性について》
とは言っても僕の虫食への想いは不変です。
不変どころか、その想いは強くなる一方です。
心から愛する地球の為、可能性がある限り、
僕は、昆虫食を本気で追求していきたいです。
今の僕は昆虫食が趣味の一学生に過ぎません。
昆虫食を本格的に始めたのも2ヶ月前の話です。
昆虫を探っていく内に研究会様とも出会い、
発表会に行きそこで虫の可能性を感じました。
偉大な先人である研究会様の発表を聞いて、
僕の虫への想いは、驚くほど強くなりました。
そんな過去もありました。その点も感謝です。
そして、今回このような貴重な指摘を頂き、
僕が今後歩んでいく方向は固まってきました。
まずは、先人達の研究を徹底的に勉強する。
そして、適切な情報を発信できるようになる。
それが、大前提です。精進したいと思います。
そして、その上で、研究会様を始めとする、
同じ領域の方と協力し昆虫食普及に努めたい。
今回の件で「今後一切の協力を致しません」
と仰られてますが僕はいつか協力したいです。
協力して力になれる人間になります。絶対に。
4歳から始めて20歳まで続けてきた昆虫食。
そこへの想いは誰よりも強いと信じています。
想いを形に変えられるように、努力致します。
では、最後になりますが改めて謝罪と感謝を。
この度は、未熟な自分の不適切な発言等で、
多くの方にご迷惑をかけました。猛省します。
そして、貴重なご指摘やアドバイスの数々。
本当に感謝してます。ありがとうございます。
昆虫食での挑戦は、始まったばかりですが、
今回学んだ貴重な教訓を胸に刻んでいきます。
今後も、昆虫食の道で、挑戦を続けますが、
どうかご指導ご鞭撻の程宜しくお願いします。
いつか絶対に地球に貢献出来る男になります。
2014年 6月23日 地球少年 篠原祐太